最長距離の旅
(2日目 : 2006年05月14日)

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作成 : 2006/05/18


《2日目の旅程》



天神バスターミナル
天神
11:20頃 着
(所要6分程) 福岡市交通局 空港線
2112 4号車/6両
博多
11:51 発 九州産交バス ノンストップひのくに
熊本交通センター 14:11頃 着

散策
通町筋
(所要20分程) 熊本市交通局(熊本市電) 2号線
熊本駅前
熊本

16:00 発 42 特急 はやぶさ
オハネ14-2004 9号車/6両(門司から富士を併結) B寝台ソロ 4号室
(車中泊)

最長距離バスの旅(続)

うむむ、なかなか寝つけない。 シートは快適だし、後ろの席を気にせずシートを倒せるのでラクなはずなのに。

原因のひとつめは、8Cという座席の位置のせい。 他の席なら前のシートの下に足を伸ばせるんだけど、この席は前がサービスコーナーになっているので、足を伸ばすことができないのだ。 もちろん、そのあたりを考慮して足を突っ込むヘコミはあるんだけど、なにぶん奥行きがないので、ひざを曲げるか(これは疲れる)下半身を90度ひねった状態(これもツライ)で寝るしかない。

原因のふたつめは、謎のクリック音。 数秒感覚でカチッ、カチッという音が聞こえる。 どうもサービスコーナーのほうから聞こえるようなんだけど、謎。 うう、気になる。

とはいいながらも、いつもまにかうとうとしていたようで、気がつけばバスは山陽道を走っている(バスが運転停車する養老SA・三木SA・福山SAで目が覚めたけど)。 8:30頃、山陽道の宮島サービスエリアに到着。 ここでやっとカーテンが開けられ、10分間の休憩となる。 顔を洗って一服してだと、あっという間に時間は過ぎる。 あと5分、休憩時間が長ければいいのに。

はかた号の朝ごはん パネトーネ 宮島サービスエリアを出ると、朝ごはんのパネトーネと紙パックのお茶が配られる。 ええと、パネトーネとはイタリア伝統のパンらしい。 キメを粗くしたマドレーヌみたいな感じ? 結構おいしい。

はかた号から見た関門海峡 残りの3時間は、ぼんやり外を眺めて過ごす。 写真は、バスから見た関門海峡。 あっという間に通過してしまう。

11:00頃、博多交通センターに到着。 乗客の3分の2はここで降りてしまう。 ほんとはここで降りたほうが乗り継ぎに都合がいいのだけど、端から端まで乗るのが目的なので、終点まで乗り通す。

11:20頃、定刻どおり天神バスセンターの3Fに到着。 最長距離高速バスの旅は終わった。

熊本へ

まずは、バスセンターの喫煙コーナーで一服。 天神バスセンターは、新宿バスターミナルとは比べ物にならないほど大きく、九州各地へ向かう高速バスが頻繁に出入りしている。

地下鉄の天神駅から博多駅へ向かい、JR 博多駅に隣接した博多交通センターから熊本行きの高速バスに乗る。 高速バスは天神バスターミナルにも寄るのだけど、混んでいるといやなので始発から乗車することにしたのだ。

博多交通センター3Fの自動券売機でチケットを買って、バスに乗ると先客はひとり。 運転手さんひとりと乗客ふたりだけで、バスは出発してしっまった。 天神バスターミナルで5、6人乗車したものの、もちろんバスはがらがら。 博多から熊本へは10分とか20分間隔でバスが出ているんだけど、割りに合うのだろうか。

九州道を通って、2時間ほどで熊本交通センターに到着。 乗り継ぎがスムーズにいきすぎて、お昼ごはんを食べ損なったことに気がついた。

熊本城散策

熊本城 二様の石垣 熊本城 宇土櫓 熊本城 大天主と小天主 次の乗り継ぎまで若干の時間があるので、交通センターから歩いて5分ほどのところにある、熊本城に行ってみる。 入園料は\500。 日曜日なのに、意外と人が少ない。

1枚目の写真は、復元工事中の本丸御殿下にある二様の石垣。 奥側にある急勾配の石垣はきれいな算木積なのに、手前のは算木積になっていない。 他の場所の石垣も、算木積だったり、そうじゃなかったり。 2枚目の写真は、宇土櫓。 1600年頃つくられたものが残っていて、急な階段で一番上の階まで登ることができる。 3枚目の写真は、宇土櫓から見た大天守と小天守。 木で美しい石垣が隠れているのが残念。 昭和35年に鉄筋コンクリートで外観復元されたらしい。

天守と宇土櫓の間にある曲輪に、忍者の装束を着た人が何人かいた。 観光客のためのサービスなのかな? とっても場違いな気がする。 外国から来たとおぼしき方々は、喜んで写真を撮ってたけど。

熊本城は石垣がきれい。 塀や櫓は下見板張なので、しまって見えてかっこいい。 なんだけど、ひいきにしている姫路城とくらべると、おもしろみに欠ける感じがする。 天守まであっさり着きすぎるからかも。

天守曲輪へ行くと同時に、制服の大軍が来襲。 巻き込まれるのもいやだし、時間に余裕がなくなってきたこともあって、天守に登るは断念して城外へ出る。 お城の近くの停留所(通町筋)に着くと、ちょうど熊本駅へ行く市電が入ってきた。

ばたばた再び

電車に乗ったのが15:30頃。 熊本駅まで10分ぐらいかと思っていたら、いくら走っても着かない。 結局、駅前に着いたのが15:50頃。 次に乗る列車、16:00発なんですけど。

残り10分弱の間に、

をこなして、跨線橋の向こうの4番ホームへ急ぐ。 階段を駆け降りると発車のアナウンスが流れ、手近な車両に飛び込むのと同時に扉が閉まった。

最長距離列車の旅

はやぶさ 特急・寝台券 なんとか間に合った列車は、寝台特急「はやぶさ」。 定期列車としては最長距離を走る列車で、東京から熊本までの1,300km余りを18時間弱かけて走る。 臨時列車も含めると、大阪と札幌を結ぶ「トワイライトエクスプレス」(1,500kmほど)が一番長い距離を走る列車になるらしい。

はやぶさ ソロ外観 はやぶさ 部屋の鍵 彩弁当 今回利用したのはソロ(一人用B寝台個室)の4号室。 奇数号室が下段、偶数号室が上段になっている。 上り列車では、上段だと進行方向に座れるようだ。 発車してしばらくすると、車掌さんが検札に来て、ルームキーを渡してくれる。

さっきあわてて買った彩弁当で、遅いお昼ご飯。 名前の通り、色どりがきれいで美味。 駅弁じゃないっぽいけど。

はやぶさ ドア はやぶさ 湾曲した窓 上段の部屋へは、数段の階段を昇る。 通路にある個室のドアを開けると、すぐに1段目の階段。 部屋から出るときは、1段目の階段に立ってドアを開けることになるんだけど、ドアノブははるか下。 検札や車販を利用するときは、階段の2段目か3段目に腰掛けてドアを開け、そのままの体勢で対応することになる。 ちょっとへん。 ちなみに、この階段以外の場所では頭がつかえて立つことができない。

屋根に近いところに部屋があるので、車体の形状にあわせて窓が湾曲している。 眺めがいいはずなんだけど、昨日からハイデッカーバスに乗ってばかりいたせいか、違和感なく感じてしまうのは困りもの。

はやぶさ 座席 はやぶさ コンソール はやぶさ クーラー 座席のモケットはハデハデ。 もっと落ち着いた色のほうがいいなあ。 汚れは目立たなくていいかもしれないけど。 窓の脇には、操作パネルと読書灯がついている。 パネルについている切/弱/強のボタンは、暖房の調整用。 冷房は、天井に4つもついている吹出口のつまみをひねって調節する。 換気扇がついてるんだけど、ぜんぜんきいてないみたい。 お世辞にもきれいとは言いがたい部屋だけど、開放B寝台と同じ値段でスペースを独占できるのはうれしい。

はやぶさ 灰皿 はやぶさ 窓のブラインド はやぶさ プレート 車両は国鉄の時代から使われているので、かなりくたびれている。 灰皿にはJNRマークが刻まれているし、窓には懐かしいビニールのブラインドがついている。 せつなかったのは貫通扉の上の車両番号。 紙みたいなものに手書きしてあるのだ。 なんか、ちゃんとした名札をもらえなかった子みたいな感じ。

はやぶさ EF81 はやぶさ 最後尾 18:49、門司に到着。 ここで機関車のつけかえと大分からの「富士」併結を行うため、しばらく停車。 8号車の飲料自動販売機が故障しているため、買い物は駅改札外の売店を利用するよう、アナウンスが流れる。

関門トンネルはあっというまに通過して、下関でまた機関車をつけかえ。 19:30なのに、まだ空が明るい。

熊本駅のコンビニで購入した缶ビールとおつまみでひとり乾杯し、福山を出発したあたりで就寝。 列車の揺れが心地よい。

《2日目の清算》

福岡市営地下鉄 乗車券(天神~博多)\200
西鉄バス 乗車券(博多~熊本)\2,000
熊本市電 乗車券(通町筋~熊本駅前)\2,000
JR 乗車券(熊本~東京)\14,700
JR 特急券(熊本~東京)\3,150
JR B寝台個室ソロ(熊本~東京)\6,300

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